技術コラム(第4回) 組み込みシステムの現状と未来
日本の組み込みシステムは、国際的に高い技術力を保有していますが、不具合の発生率や開発コストの増大、外部委託に伴うトラブルなど、特に組み込みソフトウェアで様々な課題が多い状況となっています。
組み込みシステムにおけるソフトウェアの重要性
課題が多い状況ですが2014年に行われた調査によると、組み込みソフトウェア産業はGDPの約10%を占めている重要な産業であり、輸出製品の約50%を組み込みソフトウェア関連製品が占めています。
それほど重要な産業にも関わらず、製品の不具合原因の約4割がソフトウェアの不具合(ハードウェアは約1割)となっている現状が、課題が多いとされているポイントなのでしょう。
今後の取り組み
開発コストの低減や人材育成など、前回までのコラムでも少し触れていますが、この部分は継続的に常に対策していく部分だと思います。
それ以外に今後取り組んでいかなければいけない部分が、要素技術の強みだけでなく、他の分野との連携強化になります。
近年、自動車やロボットなど、あらゆる分野に組み込みシステムが導入されてきています。この他の分野とどこまで連携できる製品を作り出せるか。ここが、業界として成長していくためにも、今後必要となっていかなければならない考え方なのではないのでしょうか?
組込開発.comでは、組み込みシステムの開発を承っております。これまでの実績については開発実績をご覧ください。
投稿者プロフィール
- メインはソフト担当ですが、筐体設計も担当します。プログラミング言語はPythonやC言語の経験が多いです。また、たいチャレ(詳細は右バーナー参照)にも参加しており、日々、様々なことを学びながら業務に取り組んでいます。
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