タクシードライバーの安全に貢献するIoT

皆さんはタクシーを良く使いますか？私は余り使いませんが、終電を逃したり公共の交通機関の本数が少ない所や、そもそも電車、バスの通っていない所に行かなくてはならない時は使わざるを得ませんね。こちらは客として乗る立場なので余り気にした事は有りませんが、ドライバーさんの方は深夜や人気の無い所で営業している時に身の危険を感じた事はないのでしょうか？最近ではドライブレコーダーが当然の様に搭載されていますが(良くテレビでもトラブル事例が報道されていますよね)これは起きている事が記録されているだけで、その時点での対処は出来ていないと感じています。勿論記録が残ると言う事が抑止力になっているとは思いますが、少し踏み込んだ形での防犯システムを提案したいと思います。

また、この装置にはセンターとの通話が出来るようにマイク/スピーカーを取り付けてあり、センター側の人とタクシー側で通話が出来るようにしてあります。
この効果としては、ヒートアップしてしまった当事者同士では冷静に話し合いをすることが出来なくなっている為、第三者であるセンターの担当者を交えて話し合いをすることにより、冷静さを取り戻す事が出来ると考えます。強盗が相手の場合は慎重な対応が必要ですが、外部に現在進行している事件を知られていると言う事も抑止力の一つになるかも知れません。

このシステムは基本的にはタクシードライバーさんの安全を考えたものですが、中には運転手さんの事を怖がっている乗客の方も居るかも知れません。この様な場合でも、何か有った時にAIが感知してくれればリアルタイムで映像や位置がセンターに通報されますので対処が早くなると考えます。
只のドライブレコーダーであれば映像をその場で消してしまう事も出来ますが、センターに映像が送信されてしまえば証拠が残りますので、これも抑止力の一つになると考えます。

今回のシステム提案は如何だったでしょうか？このシステムは第五世代携帯電話のような広域かつ、高速/大容量の通信が可能となって初めて考えられるシステムだと思います。幾ら良いアイデアが有ってもインフラが追い付いてこないと実現出来ない事が有ります。今後も新しい技術が確立する度に便利なシステムが出来て行くものと思っています。
電池寿命や携帯性の問題が解決出来れば、同じようなシステムを歩行者に適用出来るかも知れません。携帯のカメラを常にオンとしておき、急に近づいてくる不審者を発見したら警察署のビデオサーバーにリアルタイムで映像を送り、アラームを鳴らすとか。
暗い夜道を歩いている時の防犯の一助になれば良いですね。

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