台風に備えよう

暑い夏が過ぎ去り、丁度良い気候になりました。この気候が続けば快適なのになぁと考える今日この頃です。が、台風シーズンは目の前です!気を抜いてはいけません。

近年では地球の温暖化とともに台風の勢力も増しているようです。ニュースでは「何十年に一回の」とか、「今までに経験のない」などのアナウンスを良く耳にします。IoTの力で少しでも被害を減らせないでしょうか。

昔の家には縁側に沿って大抵雨戸が取り付けられていました。木製の戸袋から重たい雨戸を引っ張り出して開け閉めしていました。私が子供の頃に住んでいた家にも有りました。今の家にも雨戸は有りますが、昔と違いトタンで出来た雨戸なので開け閉めする時はチョットうるさいです。(軽くて良いですが、早朝に開けるのは気がひけます。)

雨戸のついた古い家

最近では雨戸が付いていない家も良く見かけます。そんな家では台風が近づいた時はガラス窓に養生テープをバッテンに貼り、飛散防止と思われる事をしているのをニュースで見た事があります。でも、何か飛んできてガラスが割れてしまえば部屋の中に有る程度ガラスは散乱しますし、雨で濡れてしまうでしょう。

ガラスの補強

新しい家では雨戸では無く、シャッターが付いているのを時々見かけます。これなら台風にも安心ですね。チョット調べたところ、窓の形状にも依るようですが、大抵の場合後付けも出来るようです。電動式であればリモコンでの開閉が出来ますので、センサーや制御デバイスなどと組み合わせれば自動開閉も可能になるでしょう。

窓用シャッター

リモコンや自動でシャッターを開閉する場合、安全面が気になりますが最近のシャッターは色々安全装置が付いていて何か物を挟み込んだ場合は自動的に停止するなどの装置が付いている様です。贅沢を言えばリモコンで操作中もカメラなどで監視出来れば、より安全になると思います。
今回はセンサーとして風力計/雨量計を使い、規定の風力/雨量に達したらシャッターを閉めるシステムを考えてみました。また、動作時には使用者に対して状況を通知するような形でシステムを構成しています。以下にシステム図を示します。

シャッター自動開閉システム
シャッター自動開閉システム(通知機能付き)

シャッターを閉め忘れて外出してしまっても、これなら安心ですね。例えリモコンでシャッターの開閉が出来たとしても、最近の気象状況は極めて局地的な事が有り、自分が居る場所がイイ天気でも隣町は強風で土砂降り何て事もあります。単なるリモコンではそのような状況の時に対処出来ません。センサーをシステムに加える事により自律的に開閉の制御が出来ればより安心なシステムになります。

組込開発.comでは過去に様々な提案・開発を行っています。開発実績の方も是非ご覧になって下さい。

投稿者プロフィール

ハード担当M
ハード担当M
昭和の時代からハード開発を行ってます。分野的には無線を使ったポータブル機器です。昔はバラ部品から無線機を組み上げていましたが、今はIC一個で全て終わる時代になりました。性能はソコソコですが便利な時代になりました。