花粉センサー×IoTで花粉症対策!!

花粉症の人

そろそろ花粉が飛んでくる季節になりました。花粉症の人にはイヤな季節ですね。以前から微粒子を検出するセンサーは有ったようですが、最近ではただの粉塵と花粉を見分けられるセンサーが有るようです。これを利用して快適な住空間を作る事を考えてみました。
天気の良い日は部屋の窓を開けたいし、洗濯物も外のお日さまが当たる場所で干したいですよね。でも、そんな日(特に雨上がりの後の天気の日)は花粉が飛びやすいようです。だからと言って部屋を閉め切って、洗濯物も室内干しなんて勿体ないですよね。
そんな時、実際に花粉が飛んでいる状況を検知できて、花粉が多い時、または急に増えた時に通知をしてくれるシステムがあれば外の空気やお日さまの力を最大限に利用出来るのではないでしょうか。特に昨今ではコロナウィルスの関係で「換気」が非常に重要になっています。出来る限り外の空気を取り入れられたらウィルス対策としても安心です。

具体的には花粉センサーと、この情報を収集するコンピューター、電動式の換気用小窓、侵入した花粉を撃退する空気清浄機などを組み合わせ、飛来してくる花粉が増えたら小窓を閉める、空気清浄機やエアコンを動作させるなどして対処します。また、花粉が増えてきたら所有者のスマホに通知をするなどして、洗濯物の取り込み、電動式では無い掃き出しのサッシを閉めてもらうなどの動作を促します。下にイメージ図を示します。

システム構成図

屋外に設置した花粉センサーで検知した花粉が一定数を超えた/又は増加量が規定の数値を超えた場合、制御PCは所有者のスマホに通知すると共に換気用小窓を閉めたり、空気清浄機の動作を指示します。窓を閉める事により、室内の温度調節が必要になるかも知れません。そんな時にはエアコンにも動作を指示する事が出来ると思います。
この様にしてなるべくお日さま/フレッシュな外気の恩恵にあずかりながらも花粉が増加した場合は住宅内に侵入させないよう、対策が出来ます。

組込開発.comでは過去に様々な提案・開発を行っています。開発実績の方も是非ご覧になって下さい。

投稿者プロフィール

ハード担当M
ハード担当M
昭和の時代からハード開発を行ってます。分野的には無線を使ったポータブル機器です。昔はバラ部品から無線機を組み上げていましたが、今はIC一個で全て終わる時代になりました。性能はソコソコですが便利な時代になりました。